腱板断裂はなぜ自然治癒しないのか?

 こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回はみなさんも一度は抱いたことのある、
『腱板断裂はなぜ自然治癒しない(しにくい)のか?』といった疑問に対して”血管栄養”にフォーカスをあてながら解説していきたいと思います。

本記事は3~5分ほどで読み切ることができますので、ぜひ最後まで読んでみてください(^-^)

筋損傷の種類

筋損傷には大きく3種類あります。

筋損傷の種類
①筋腹内(筋間)断裂
②筋腱移行部断裂
③腱と骨の付着部断裂

 

これらの中で、最も治癒が早いのは①の筋腹内(筋間)断裂です。
治癒が早い理由は非常に単純で”血管栄養が豊富”だからです。

 

そして、次に治癒が早いのが②の筋腱移行部断裂です。
②の場合は一方が筋腹(ステーキでいう赤身)のため血管栄養は豊富なのですが、もう一方が腱(ステーキでいうスジ?)になるため、やや筋腹(筋間)断裂に比べて血管栄養が劣ります

 

そして最も治癒が遅いのが③の腱と骨に付着部断裂です。
理由は筋腹(筋間)に比べて血管栄養の乏しい”腱”と、それよりもさらに血管栄養の乏しい”骨”部分での断裂であるからです。

ちなみに腱板断裂がなぜ自然治癒しない(しにくい)かというと...
腱板断裂の大半が③の腱と骨の付着部断裂であるからです。

 

 

加えて、筋肉は特性上、筋腹を中心に収縮をしてしまいます。

そのため、断裂することで断裂部分が少しずつ引き離されてしまい(腱板の内側化ともいいます)、延々自然治癒をせず、むしろ断裂サイズが大きくなってしまうというわけですね。

 

もう一度おさらいになりますが、
血管栄養は骨<腱<筋です。

 

ここを抑えておくと、腱板断裂に限らずとも、様々な断裂(肉離れ)にも活用できる知識ですので、これを機に覚えてみてください(^-^)ノ

 

今後も皆さんに有益な情報がお届けできるよう尽力いたします!

以上、肩関節機能研究会の郷間からでしたっ(^-^)ノ

まとめ

筋損傷には大きく分けて3種類あり、①筋腹内(筋間)断裂、②筋腱移行部断裂、③腱と骨の付着部断裂がある。
・最も修復が早いのは①筋腹内(筋間)断裂であり、最も修復が遅いのは③腱と骨の付着部断裂である。
・修復には血管栄養が重要なポイントになってくる。

 

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参考文献

・仁賀定雄:肉離れに関する最新の指針.日本臨床スポーツ医学会.Vol.22(3),2014,373-380.

 

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