肩後方組織の臨床応用!水平屈曲可動域の評価と介入

こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回は肩関節運動の中でも比較的マイナーな”水平屈曲”の評価と介入方法についてご紹介していきたいと思います。
本記事を読んでいただく事で、患者様からの『反対側(健側)の脇の下が洗えないんです』といった主訴を解決するヒントが見つかるかもしれません(^-^)

郷間
肩関節疾患の患者様に『反対側の脇洗えますか?』と聞くと意外と洗えない人が多いです!

そもそも水平屈曲とはどのような動きをするのでしょうか?

水平屈曲とは

ここはご存じの方も多いと思いますので、一般の方や学生さんに向けての章になりますので、さらっといきましょう。

 

水平屈曲とは、基本的には肩関節90度外転位から上腕を内側へ曲げていく運動となります。

 

参考可動域は135度と大きな可動性を有している運動となります。※90度外転位が0度とする。

参考:日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会(1995年)

日常生活においては反対側の脇の下を洗う、反対側の肩甲骨を洗うなどの運動制限を主訴として訴える患者様が多くいらっしゃいます。

 

では水平屈曲運動の制限はどこの組織が原因で生じるでしょうか。

可動域制限と問題点の抽出

こちらは右肩関節を矢状面から観察している図になります。図の右側が前方、左側が後方となります。

 

基本的に肩関節の骨頭は外転時に下方に移動し、内転時に上方に移動します。

 

そのため基本的に水平屈曲運動時は90度外転をしているため、骨頭は下方へ移動します。

 

そして、90度外転位から肩関節を屈曲していくと骨頭は後方へ移動します。

 

したがって、水平屈曲運動の場合は肩関節の後方(後下方)軟部組織の柔軟性低下により運動制限が生じることが考えられます。

 

では、後方(後下方)にはどのような軟部組織があるのでしょうか?

後方に位置する軟部組織

まずは関節包、靭帯と筋肉を分解して考えていきましょう。

関節包と靭帯
✓後方関節包
✓後下関節上腕靭帯
筋肉
✓三角筋後部線維
✓棘下筋横走線維
✓棘下筋斜走線維
✓小円筋
いかがでしょうか?私は後方や後下方軟部組織の影響で難渋した症例を数多く見てきましたが、靭帯や関節包、筋肉に関しては思っていたよりも少なく感じています。
これら軟部組織は水平屈曲のみならず、結滞動作や挙上動作の制限因子としても非常に重要な組織ですので、この機会に組織の名称と位置関係をしっかりとおぼえてしまいましょう(^-^)ノ
では、これら軟部組織を可視化してみましょう♪
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