小円筋の解剖学的特徴

 

こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回は肩腱板筋群の中でも最もマイナーな筋肉といっても過言ではない【小円筋の解剖学的特徴】についてご紹介していきたいと思います。

ちなみに私は、小円筋のことを非常に重要な筋肉として考えています。
そのため、小円筋に関しては第一弾から第四弾までシリーズ化していこうと考えています(^-^)ノ

小円筋シリーズ
第一弾:解剖学的特徴(筋束の違い)←本記事
第二弾:各筋束の作用の違い
第三弾:神経支配
第四弾:付着部から考えるリハビリテーション介入

本記事を読んでいただく事で、あまり知られていない『小円筋の筋束ごとの特徴』を理解することができ、日々の臨床の悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません(^-^)

そもそも小円筋とはどのような筋肉なのでしょうか?

小円筋とは

小円筋は棘上筋、棘下筋、肩甲下筋とあわせて腱板筋群(Rotator cuff muscle)といわれる4つの筋うちの1つです。

小円筋は肩甲骨外側縁から付着し、上腕骨大結節の後面に付着します。

また、支配神経は三角筋と同様の腋窩神経支配の筋肉です。

そして小円筋の作用は肩外旋運動です。

小円筋の基礎知識
起始:肩甲骨外側縁
停止:上腕骨大結節後面
支配神経:腋窩神経
作用:肩外旋運動
著者:林 典雄 監修:青木隆明.改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢.株式会社メジカルビュー社.2011.より引用
これらの基本的な内容は恐らくセラピスト養成校の1年生でもほとんど知っている基礎知識かと思います。
みなさんは覚えていましたか^ ^?
ではでは、今回はもう少し掘り下げたところまで解説していきたいと思います。

小円筋の解剖学的特徴

 

みなさんは小円筋が2つの筋に分けられることをご存じですか?

小円筋は上部筋束と下部筋束に分けることができ、遠位の上腕骨付近では肉眼的にも二頭をはっきりと判別することが可能です[1]。

上部筋束と下部筋束
上部筋束
 ・肩甲骨外側縁方から起始し、大結節後縁下部に楕円形上に面で停止する。
 ・羽状筋構造で強い力を発揮することが可能である。

下部筋束

 ・棘下筋間筋膜を主として一部が肩甲骨から起始し、上腕骨外科頚に線上で停止する。
 ・紡錘状筋構造で伸張性に富み、素早い収縮が可能である。 [2]

そして、これら2つの筋束にはそれぞれ異なった特徴もあります。

まず上部筋束は羽状筋構造であり、筋内腱が大きく筋断面積が小さいという特徴があります。

羽状筋構造は、筋線維が斜めに走行しているため、伸張性が少なく、また反応速度も紡錘状筋と比較して遅い筋となっています。

しかしメリットもあります。

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