腱板断裂の好発部位

こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回の内容はテーマ通り『腱板断裂の好発部位はどこなのか?』といった疑問に対して解剖学的に解説していきたいと思います。

本記事を読んでいただくことで、腱板周囲の解剖学的構造の特徴と腱板断裂の関係を理解することができます。

本記事は以下に該当する先生には特にオススメです
▪そもそも腱板断裂という病態を詳しく理解していない
▪腱板断裂の好発部位を知らない

本記事は3~5分ほどで読み切ることができますので、ぜひ最後まで読んでみてください(^-^)

腱板断裂の歴史

 

腱板断裂は1788年Monroによって発見され

1911年Codmanによってはじめて手術的修復が行われました。

Codmanの著書である「The Shoulder」は現代の肩関節外科のバイブルとして、現在肩関節外科の定礎となっている名著です。

腱板断裂の頻度

肩腱板筋群(Rotator cuff muscle)とは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4筋の総称です。

そして腱板断裂とはそれらの深層筋が不全断裂もしくは全層断裂した際に診断される整形外科疾患の1つです。

腱板断裂の発生頻度は年齢とともに増加するため、基本的には身体における退行性変化であると考えられています。

腱板断裂は70歳以上の約3人に1人有していると報告されています[1][2]。

もちろん外傷性の腱板断裂もあります(転倒、オーバーヘッドスポーツ、etc)

郷間
肩関節疾患のなかでも、腱板断裂、脱臼、骨折はどこの施設でも関わりのあるスタンダードな疾患ですので、しっかり覚えておきたいところですね。

腱板断裂の好発部位

一般的に腱板断裂の好発部位は
”棘上筋と棘下筋の接合部(重なる部分)に多い”と言われています。

では実際はどのあたりで腱板断裂は好発するのでしょうか?

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