組織学的な烏口上腕靭帯の付着部

こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回は『組織学的に烏口上腕靭帯の付着部を理解する』といったテーマで解説していきたいと思います。

本記事を読むことで、教科書的かつ解剖学的な構造からさらに深掘りした、”組織学的な烏口上腕靭帯の構造”について理解することができます。

スライドを多めに入れてわかりやすく解説しているので、しっかりと組織学的な構造まで理解していきましょう!

郷間
烏口上腕靭帯(CHL : coraco humeral ligament)は肩の中では比較的メジャーな靭帯でもあり、なおかつ臨床上でも非常に重要な組織ですのでしっかりと抑えておきたいポイントですね。

 

組織学的な烏口上腕靭帯の付着部

烏口上腕靭帯についての解説は『烏口上腕靭帯の解剖学的特徴と徒手療法』でも紹介させていただきましたが、今回は多少異なる視点から解説しておりますので、合わせて読んでいただけるとさらに知識が深まるのでおすすめです(^-^)

詳しくはコチラ⇩の記事をご参照ください(^-^)

烏口上腕靭帯はcollagenTypeⅢを主体とした疎性結合組織であり、薄く柔らかい膜状の靭帯で、炎症や痛みを起こしやすい組織である[1]。

そして基本中の基本である起始停止は

烏口突起基部から起始上腕骨の大結節と小結節に付着する。というのがほとんどの教科書に記載されているものになるかと思います。

 

このような教科書的な説明でも正解なのですが、もう臨床に落とし込こんだ内容まで掘り下げると、以下の構造と位置関係になります。

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