どこをみる?オーバーヘッドスポーツ~肩関節編~

 

こんにちは。

肩関節機能研究会の郷間@FujikataGomaです。

今回は『どこをみる?オーバーヘッドスポーツ~入門編~』と『どこをみる?オーバーヘッドスポーツ~下肢体幹編~』の続編となる『肩関節編』です。

と い う こ と で
今回はオーバーヘッドスポーツ障害に対して『必ず見るべき肩関節の評価ポイント』についてご紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします✨
それではいきましょう!

肩関節の評価

郷間
できれば今回の評価は暗記できると、臨床評価で時間短縮になります!

今回ご紹介するのは
原正文先生が執筆された『肩の障害』MB  Orthop.23(5):29-36,2010でも紹介されている原11テストを基にした10点満点の評価スコアです。

実際の原11テストはSSD(Scarula-spine distance)を加えた11点満点となりますが、今回はSSDを抜いた10項目を紹介していきたいと思います。

※SSDは入門編で紹介済み

①CAT(Combined abduction test)

*目的&解説  
・肩甲上腕関節実質の外転角度を測定する。
・徒手的に肩甲骨外側縁から肩甲骨を固定してその角度を計測する方法で左右差を調べる。
*原因推測 
CATに左右差があるときは
①前下方関節包の拘縮
②肩甲下筋下部、大円筋、小円筋)の筋拘縮
③深層筋と浅層筋のunbalanceを疑いながら介入していく。

外転角の計測を肩甲上腕関節(GH)の角度としてとらえ、肩甲骨を徒手的に固定して上肢を外転し、その外転角度を計測する方法で左右差を調べます。

左右差がなければ陰性とします。

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